※本講座は、令和8年度板橋区立小・中学校研修として、板橋区教育委員会と東京学芸大学が連携して制作したオンデマンド研修です。板橋区の取組や実践事例をもとに構成していますが、小学校・中学校における特別活動の実践に広く活用いただける内容です。
【コースコード】26M022
【概要】
子供たちが主体的に学び、互いを認め合いながら成長していく学校を実現するために、今あらためて特別活動が注目されています。
本講座では、次期学習指導要領の方向性も踏まえながら、特別活動で育成を目指す「人間関係形成」「社会創造」「自己実現」の考え方を解説します。さらに、学級会を中心とした学級活動(1)の具体的な進め方について、小学校・中学校の実践事例を基に紹介します。
議題の集め方、年間指導計画の作成、司会グループの育成、合意形成の進め方、教師の助言、振り返りと評価まで、現場ですぐに活用できる実践知を体系的に学ぶことができます。
また、心理的安全性、子供の意見表明権、ウェルビーイング、インクルーシブな学級づくりといった今日的課題と特別活動との関係についても理解を深めることができます。
学級担任だけでなく、特別活動担当、研究主任、主幹教諭、管理職にもおすすめの講座です。
■ こんな方におすすめ
・特別活動の理論的な背景から実践まで、体系立てて学び直したい先生
・学級活動(1)の話し合い活動の指導法を具体的に身に付けたい先生
・学校全体で特別活動を推進する立場にある先生・研修担当者
・特別活動を推進している事例を知りたい方・教育委員会研修担当者
セッション➀
1.はじめに
2.特別活動で育てる子供たちの資質・能力
人間関係形成、社会創造、自己実現、ウェルビーイングとの関係、次期学習指導要領の方向性
3.特別活動の諸活動と学習過程
学級活動、児童会・生徒会活動、学校行事、合意形成と意思決定、主体的・対話的で深い学び
4.指導計画の作成
年間指導計画、カリキュラム・マネジメント、特活の”空白期”をつくらない工夫
5.特別活動における評価の在り方
形成的評価、個人内評価、振り返り、相互評価
6.学校全体で特別活動を推進するためのヒント
心理的安全性、子供の意見表明権、インクルーシブ教育、校内推進体制、教員の協働
セッション➁ 小学校編
1. 学級活動(1)の意義と役割
・学級活動(1)の教育的意義
・「学級や学校における生活づくりへの参画」の考え方
・学級会・係活動・児童会活動との関係
・「いたばし学級活動の日」のねらい
2. 学級会を始める前の準備
・学級活動年間指導計画の考え方
・学級活動カレンダーの作成と活用
・司会グループ(計画委員会)の編成
・議題ポストや議題ヒントを活用した議題集め
・学級活動コーナーや学級会グッズの工夫
・学級活動オリエンテーションの進め方
3. 学級会の進め方
・司会グループによる事前準備と時間配分
・提案理由を踏まえた意見の出し合いと比べ合い
・心配意見を生かした、単純な多数決に頼らない合意形成
・子供の主体性を支える教師の助言と関わり方
・決定したことの実践、振り返り、評価
セッション➂ 中学校編
1.学級活動(1)の意義と役割
・学級活動(1)における「学級や学校における生活づくりへの参画」の考え方
・学級会、係活動、生徒会・学校行事に関する話合いの位置付け
・課題の発見、話合い、合意形成、実践、振り返りという一連の学習過程
・保護者や地域に学級活動を公開することの意義
2.学級会を始める前の準備
・年間35時間を見通した学級活動計画の考え方
・学級活動(1)(2)(3)の適切な時間配分
・生徒に活動の見通しを示す「学級活動カレンダー」の作成と活用
・司会グループや学級委員会の編成と役割
・1人1台端末や議題ポストを活用した議題集め
・提案理由に、生徒自身の必要感や願いを位置付ける方法
・集まった議題を整理し、適切な取扱いを決める際のポイント
3. 学級会の進め方
・司会グループによる事前準備と時間配分
・提案理由を踏まえた意見の共有と比較
・生活班やICTを活用した話合いの工夫
・心配意見を生かした、単純な多数決に頼らない合意形成
・生徒の主体性を支える教師の助言と関わり方
・決定したことの実践、振り返り、評価